デリーの夜をやり過ごす。

　印度の電車、乗ってみればものすごく快適でした。
　重い荷物を持ってニューデリー駅を出る。

　日本からデリー到着初日に泊まった同じ某ホテルへ。
　予約をしていたのでしょうがないが、ホテルとスタッフに問題はないものの、このホテルが立地するメインバザールと呼ばれる周辺はものすごく埃っぽく汚い。
　あそこに戻るかと思うとちょい眩暈がした。（オーバーリアクション）

　一番安い値を言ってきたサイクルリクシャーをつかまえてホテルへ向うも全然関係ない旅行代理店に連れて行かれる。
　「全くこれだから印度は・・」・・と思いながら旅行代理店の兄ちゃんに「もうホテルを予約してる」と言うとあっさりひきさがられた。

　で、ちょい頭の悪そうなこのサイクルリクシャーに自分のホテルへ行ってもらうも道がわからないようで何度も迷う。

　しかし日本で言えば国道171号線とか車がびゅんびゅんすっとばしている道に自転車が客を乗せてえっちらおっちら走っているのだから乗ってるほうはかなりのスリルを感じる。

　「追突されたら終わりだなー、印度で死すか〜」・・などとあほなことを考えながらまだまだ自分の業は深そうなのでそうは簡単に死なせてくれないだろうと暫し妄想する。リクシャーは通行人をつかまえて私の宿泊先を聞いている。
　
　結局、自分が先にホテルを見つけました。

　ホテルでチェックインを済ませボーイに「麦酒飲む？」と聞かれたので「飲む」と答えるとキングフィッシャーという印度産麦酒を持ってきた。

　やっぱり夏は麦酒でしょ・・と久方ぶりの酒を飲むも・・、

　不味い。

　不味い白ワインを更にイケてなくした感じなのだが勿体無いので全部飲む。（中瓶サイズ）

　麦酒を飲みながら印度のMTVを見る。J−POPに通じるような今時の曲で女子の肌もかなり露出気味。

　印度も変わったぜ。印度の昔の爺さんは怒るに違いない。