黒谷2 ネワーリー
 「旅行けば〜苔のむすまで永運院〜」・・と思わず一句詠みたくなってしまうような空間「黒谷」。
 今回の催しは永運院にてコンサート+ネパール雑貨販売+自然食のcafe+アーユルヴェーダという四本柱。
 ネパール雑貨ではネパール人プーニャ氏と一時間ほどまったり話すひまっぷり。
 
 しかしなかなか興味深い話も聞けたので以下100%備忘録変わりに記す。

 まず、氏曰くネパールの変貌ぶりは凄いようだ。
 私が訪れたのは2002年夏。アジアの政治的動乱はネパールも例外でなかった。この5年の間で前国王が殺され、次についた王も強権的だったが国民と議会の総スカンをくらい事実上の追放、隠遁。反政府組織だったマオ(粗っぽくて大雑把な言い方ですが毛沢東を信奉?する左派ゲリラみたいな集団)が政界入りし今尚、ゴタゴタしている模様。

 少なくとも首都カトマンドゥは変化の波にのまれているようだ。昔はのんびりしていたが今は皆せわしないと。(パタンという所に行った時、平日から日がな一日寺で寝ている人が沢山居て羨ましく思ったものです)

 さてネパールでは民族的にネパーリーとネワーリーが居るのですが、よくわかっていなかった。カトマンズはネワーリー、ネパーリーはグルカあたりに住む人が多いらしい。言語的に難しいのはネワーリーとのことで、またネパール語は韓国語に似ているのではないかというのが氏の意見。

 ネパールは小さい国ですが何度も統一、分裂を繰り返し統一したかと思うと数世紀前の王が3人の子供に領土をカトマンズ、バクタプル、パタンと分け与えたりした歴史があるそうな。
 一般のネパール人にとっての古都はバクタプルというからここがネパールの奈良、京都になる街なんだと再認識。

 ほんの何時間かしかいなかったけどバクタプルは印象深い街だった。趣あって路地多し。(京都と似てるね)

 カトマンズの排気ガスがひどいのは印度製のオートモービルのせいと言い切っていたのは笑えた。カトマンズよりポカラなど田舎の方がネパールらしいとのこと。

 ネパールは宗教に関してムスリムや印度ほど熱くないというのが氏の意見。ヒンドゥーも仏教も基本的にOKで自分は仏教徒だといっていたが、そのスタンスはなんだか日本人っぽいと思ってしまった。
 

 氏に「yogaなどするのか?」と訊くと「する」という返事がかえってきた。(ちょっと意外)
 忙しくてあまり出来ないけどするのとしないのとでは身体の調子が全然違うと言っていた。

 yoga・・、やっぱりいいんじゃないの?

 さて氏はネパール雑貨を売る仕事をしていてネット用に載せるため商品をデジカメでパシャパシャと撮影していました。

 売れ筋は同じ関西でもだいぶ違うようで、やはり大阪は派手なデザインが売れるらしいです。
 
 で、京都は渋いのが売れるそうです。

 ネパールにはっきりとした四季がないので日本人の夏だから青とか秋だから暖色という感覚がなくてその辺が最初よくわからなかったと言ってました。
 そんなわけで京都では秋なのでそろそろ紅葉色が売れているということです。

 日本語ペラペラ。

コメント

あのねぇ〜
あのねぇ〜
2007年10月2日5:49

こんにちは。コーヒー大好き人間なので、「日本食cafe」が凄く気になりました(>ー<*)。

マーロウ
マー老
2007年10月2日21:50

 先輩、自然食っす!!。そんなにお腹はへってなかったのでカモミールティーだけ飲みました。この寺は沢山部屋が連なっていてところどころに庭などあり趣深し。そして日本の寺が良い所はなんつっても畳だなと思いました。

あのねぇ〜
あのねぇ〜
2007年10月2日23:13

cafeの言葉のみに反応が行っていましたm(ーー)m
yogaを知らない素人の私が、「先輩」と呼ばれる資格は0に等しいです〜(笑)お寺好きですよ〜☆高校時代に”茶道”を伝えた千利休が住んでいた(管理していた)お寺の映像を見たことがありました。庭はすごく綺麗でしたよ〜 紅葉を道にヒラヒラと落としてみたりの演出や、石(造園系)何かも色々なものがあると言って勉強になった部分が多かったです(^ー^)

マーロウ
マー老
2007年10月2日23:45

 京都、良いですね。比較的近場なのに今まで全然行かなかったですけど。自分が少しみうらじゅん化していて嫌ですけど。そして今月末から奈良の正倉院展(?)がはじまり、今回はじめて見てみようかなと・・。私の目の黒いうちに。

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