ISBN:4393133315 単行本 谷口 富士夫 春秋社 ¥1,890

 昨日NHKで「チベット青海鉄道」の旅(?)番組を見た。今年7月にこの鉄道が開通し青海省西寧というところからチベットラサまで陸路で結ばれることになった。
 http://www16.ocn.ne.jp/~tcc/TCC-A/TCC-A.html
 (1月8日に再放送されるみたいなのでお暇な方、どうぞ)
 標高5000Mを超える地点を通過したりと三半器官の弱いわたしにはけっこう辛い鉄道かもしれない。
 
 そんなわけで現在のチベットは漢民族の人、物資が大量に流入してきて急速に発展、変容しつつある。
 大型量販店ができたかこれからできるか忘れてしまったが秘境といわれた時代は既に終わったのかもしれない。

 経済発展=世界の均質化で、正直、なんだかつまんないなと思ってしまうがその恩恵を十二分に受けている日本人の言葉に説得力はない。
 インフラ整備がすすめばチベット人も暮らしがある意味楽になるだろう。
 
 そして資本主義が生む貧富の差と精神性の荒廃という問題が表面化するにそんなに長い時間はかからないだろうな。

 少なくとも後者の問題についてはこの本が非常に役に立つのは言うまでもない。

 ダライラマ14世は一生故郷に戻れないのだろうか?

 

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