グラミン銀行とは　IN　バングラディッシュ

http://www.ba.tyg.jp/~yokoyama/tayori.html
(ちょっと古いHPですが・・）

　昨日テレビを点けたらBS放送でこの番組をやっていた。
　
　グラミン銀行とはバングラディッシュで大学教授だったムハマド・ユヌス氏が立ち上げた銀行で（ノーベル平和賞を受賞しているらしい）その特徴は貧困層むけの小口融資を行い貧しい生活からの脱却を試みる。そして借り手は95％が女性であるということ。

　上記のHPを読むと苦笑いしてしまったが当初はこの銀行は男性にも貸していたが男は金を借りるとギャンブルや酒に使ってしまうが女性は有益で現実的なことに使うということ。

　少なくとも今の日本では果たしてあてはまらないだろうけど（ブランド物を買い漁ってしまうでしょ、でもギャンブルでするより物として残るからましか？）貧困層の女性が事業をおこし物質的にも精神的にも豊かになっていく様は見ていてすがすがしい感動を覚えた。

　もちろんこれは成功例であり失敗例も沢山あるのだろうけど少なくとも挑戦できるという点では画期的なのではないだろうか？

　バングラディッシュは世界の最貧国でありイスラム教の国である。（子供の頃のイメージは洪水が頻繁に起こりまた巨大な蚊が沢山いる国だった）

　当然のことながら番組では毎回恒例のイスラム男性が「女性が表に出ることはイスラムの法に反する！・・」と激しく憤っている人たちが沢山いた。

　我々日本人の感覚からすると嫌悪感を覚えるし傲慢な考え方だと思うけど、まあそれは土台が違うから同じ土俵では話せない。

　余談だが彼らはレゾンデートルに悩まないだけ幸いだ。なぜなら人生はイスラムの法を守ることだけに集中すればいい。

　少なくともグラミン銀行が原理主義の標的にならないよう切に祈る。

　※そもそもムハンマドは女性蔑視の思想ではなかったと思うがなが〜い歴史的な時間をかけて歪曲していったのではないだろうか？武力を以ってメッカに攻め入った伝統だけは今も続いているのが劣勢遺伝だ。