命は本当に尊いか？

　連日続く「いじめ＆自殺」事件、さらに連続殺人犯への判決や強盗事件、児童虐待と本当に暗くてうんざりするようなニュースばかり。

　いじめ＆自殺の事件では事件のあった学校の校長までもが自殺してしまう始末。生徒が自殺した後、ちゃんといじめと報告していなかったとかなんとか言われていたけどそこんとこはよくわからない。

　ただ、昨日まで命の尊さ、命の大切さを訴えていた人が自殺をしてしまったらそんなことは嘘っぱちだと逆説的に証明してしまったことになるのではないだろうか？
　
　公然と命は尊くないなんて言うわけにもいかないが実際の世の中、果たして命が尊ばれているのかというと全然そういう気がしない。
　
　弱肉強食、適者生存、最近では老人を軽んじているような傾向も感じられるし、言ってることと実際の社会でやってること、起きてることのギャップが笑ってしまうほど大きくて、そんな世の中で突然思い出したかのように命の尊さなんて言われても非常に滑稽に聞こえてしまう。説得力がない。

　教育基本法改正とか言ってるけど、そんなの改正したって今の学校で起きている陰湿な事はなんにも解決せんと思う。

　それといじめでいつも言われる「いじめられる方にも原因がある」説だけどスケープゴートは人よりちょっと変わってたり優秀だったり動きが遅かったりしただけで理由なんて些細なこと、いじめる側が集団心理的な要素と半ば快楽でいじめるのだからいじめられる側に原因がある説はいつでも適用できる説では当然のことながらない。
　
　大体、人間誰でも人を苛めたくなったりする嫌な人格を多少なりとも持ってるわけで（昨今のお笑いやバラエティ番組でも人をバカにしたり苛めたりで笑わすようなノリの番組が多い）そういう性格を出さないように教育するのが大事だろう。

　自殺する側には命が尊いから自殺するなではなく悲しむ人がいるから自殺をやめる・・にした方がピンくるのではないだろうか？

　教師もいい加減だし学校で誰も守ってくれないなら登校拒否もありだし、自分が死ぬくらいなら相手をいっそのこと・・・。