大人がちゃんとする問題

2006年10月21日時事ニュース

　優れた人格というものは「数字」で測ることができない。
　
　また、そういうものは今の社会を生き抜くにあたりさしあたって必要がない。ホリエモン流にいえば「稼ぐが勝ち」というやつか。

　でもねー、連日の「いじめ」の事件の報道を見ているとそんなことを思ってしまった。

　たとえばこういう事件があったときに学校側は全校集会で「人を思いやる気持ちの大切さを・・」とかなんとかもっともらしいことをいうけど、そんなことが現実の社会で何の役にもたたないことを今の子供らは暗に感づいているんじゃないだろうか？

　現実の大人の社会（・・というか人間の社会）が問題だらけで子供達だけに「思いやりが・・」なんて言ったって通用しないって。

　大人の人間社会が未熟なんだから子供にしてみたら「何、言ってんだこいつら、自分らこそ全然ちゃんとしてないじゃん」だし「いじめ」だって子供社会だけの問題でもない。
　
　子供は大人を模倣してるに過ぎないんじゃないか？