7/2(Sun) ベンメリア
 未明にシャワーを浴びて、再び爆睡。目覚めたのは六時半頃だっただろうか。部屋の二階から一階に降りると早朝だというのに既にオーナーがゲストハウスのカウンターの椅子に座っていた。

「昨晩、お部屋に行ったんですが休まれてたみたいですね」
「すいません、だいぶ疲れてて速効寝ちゃったみたいです。なんの打ち合わせもしてないですけど、今日ベンメリアに行くことは可能なんですか?」
「昨日行かれるとおっしゃってたんでその手筈で動いてますよ、8時出発で大丈夫ですか?」
「ありがとうございます。じゃあ、8時までに準備します」
 ということで何の問題もなくここから東へ40kmベンメリアに行くことになった。(ここまでは)

 ゲストハウスの従業員兼ガイドは昨日空港まで出迎えてくれたカンボジア人2人。(その内1人は昨日アンコール遺跡群を案内してくれた)
 40kmというのに車で2時間くらいかかる。やはり道が悪いのだろうか?。
 辺りはかなりの田舎町だ。途中一度車が停車する。どうも嫌な予感はしていたのだが暫く進んで再び停車。

 車が動かなくなったらしい(^^;。
 「エンジントラブル?」
 「nnnnn、may be・・・」
 
 どうも様子を見る限りハンドルがバカになっている。カンボジアにJAFはないだろうし、・・っていうか周りに家さえないんだけど・・・。
 コントロールを失った車は道の傾斜にまかせ路肩からはみでる。ガイドが車を押して道の脇によせようとする。しょうがないので手伝うはめに・・・。路肩からはみ出た部分はもろに森林なのだがこの辺は地雷撤去が完璧でない。道から足を踏み出さないように神経を使う(^^;。

 これじゃあベンメリア、コーケーツアー中止やなあ・・となにげなしに思っているとガイド曰く「オーナーが代車を用意してこっちに向かっているのでとりあえずベンメリアの集落に戻るからもう少し待てくれ」とのこと。
 途中通りすがりの住民に車が故障しているのをからかわれたりしながら40分が経過。どこから現れたのかバイクに乗った兄ちゃんがこっちに向ってくる。どうやらこれに乗ってベンメリアの集落に引き返すらしい。ガイドの1人がここに残って車番(昨日のアンコール遺跡のガイドが居残り。かわいそう!!)もう1人のガイドとバイクに三尻で集落へ戻る。

 よくアジアの映像でバイクの三人乗りや四人乗りをしている姿が映ったりするけどまさか自分がやるはめになるとは思わなかった・・。しかも真ん中に挟まれて一番キツイのであった。
 
 どうすることも出来ないので言われるがままにバイクで激走。・・といっても普段バイクに乗りなれてないのでちょっとコワイ。集落まではだいぶ距離があるので足は疲れるわ、おまけに水溜りとぬかるみを避けるために何度も減速、対向車はよけなあかんわまだ車はいいけど対向牛と野良犬の動きがあやしくって度々ぶつかりそうになる。
 そして運転する兄ちゃんの皮膚からはなんともいえない臭いが嗅覚を刺激する。汗と風呂で石鹸を使って洗ってないのとカシューナッツが混ざった臭いがカンボジア臭かーなんて下らないことを考えていたら今度は「ガキッ!!!!」という鈍い音ともに停車。

 はい、バイクも壊れましたー!!!(ー_ー;)

 ほんまにどないやねん!ってな感じであるがこの兄ちゃん、どうも通りすがりの兄ちゃんのようで少し気の毒。ゲストハウスの関係者ではないようだ。
 
 そんな訳でその後も二度のヒッチハイクを繰り返しなんとかベンメリア遺跡に着くことができた。
 疲れるねー!!。
 

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