未明のドンムアン空港。バンコクエアウェイズPG930便のカンボジアシェムリアップ国際空港への出発は8時だ。なにもすることがないのでPGのカウンター前で無為に過ごす。
まわりも同様にやることのない旅行者が眠気と疲労感を漂わせながら「だらっ」としている(もしくは「ごろん」としている)。それでも24時間空港、この時間でも空いている売店があるから驚きだ。まったくご苦労なことである。
 空港内の本屋では使えそうなバンコクの地図が売っていたがこのとき買っておけばよかった。その隣のマッサージ屋では従業員のお姉ちゃん達が店内で爆睡していた。店で寝ている従業員を見るとアジアに来たなといつも思う瞬間である。(この場合は営業時間外だが、営業時間内でもマーケットで大の字に寝ている人達がいて微笑ましい)

 そうこうしている内に二時間前にもかかわらずPGのカウンターが開いた。早速チェックインしてあとはドンムアン空港内をぶらぶら徘徊しその後搭乗口前のロビーでぼーっと過ごす。

 PG930便は定刻通りに出発。たった1時間のフライトだというのにここでも機内食が配られる。さっきのTGでも出発後早々に夜食が支給され更に朝食がその二時間後に配られた。サービスが良いといえば確かにそうなんだけどなんだか食べてばっかしである。(よく考えたら深夜からこれで1日3食目である)
 
 シェムリアップが近づくにつれ眼下の風景はこれでもかというくらいの「緑」の風景。ちょっと癒された。この区間は断然、窓側のシートがおすすめである。

 時間通りにシェムリアップ国際空港に到着。VISAは事前に取っていたので余裕でイミグレを通過。
 「ついに来たぜ、カンボジア!」ってな感じで気分も揚々だ。 免税店を覗くと「わ・いーん!」でアップしたワタクシ御用達のオーストラリア産安ワインが8$で売っていた。はっきりいって家の近所のミニコープの方が安い!。こと洋酒に関しては(特にウイスキー)免税店で買うよりも日本の酒ディスカウントストアで買ったほうが安く買えるような気がするぞ。
 
 外に出ようとすると空港内の職員がなんかカードを渡せと言っている。出入国カードのことかと思ったがどうもそうではないようだ。他の客を見ていると確かになにかカードの様なものを渡している。機内でそんな物を配られた記憶がないし多分イミグレを抜ける前にそれを書く用紙が到着ロビーに設置されていたのだろうか?そんなことはガイドブックに書かれてなかったように思うが無いものは無い。その旨を職員に伝えると1$払えとのこと。 しょうがないので1$払ってようやく空港を抜けることができた。

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