TVを点けたらで「プレミアムステージもし地球が100人の村だったら・・」という番組をやっていたので何とはなしに見る。
内容は貧しい国で生きる子供達をリポートしたものでかなり濃い番組だった。
途中から見たのだが、私が見たのは3人の子供の話でそのどれもが心に残るものばかりだった。
そのリポート内容は・・
?フィリピン マニラのスラムに住む少女の話。父親を酔っ払いに殺され母は病気。幼い弟を2人持つ女の子がゴミの集積場で拾い物をしながら生計を立てている。
?アルゼンチンで8歳の時に親に捨てられ13歳で出産した少女の話。
?ボリビアの鉱山で働く少年の話。父親が病気で働くことができずこの少年が生計を立てている。
?と?は何らかの理由で両親が働くことができず子供が稼ぎ頭になっており?の女の子は両親に捨てられたということで、似たような境遇の仲間達と一緒に住んでいるようだが基本的に一人で子供を育てていた。
はっきり言ってこの子たちの現実と私の境遇を比べると後者は屁のようなものであると認識した。
特に印象的だったシーンを書き留めておく。
まず?の子だが日本では朝飯を食べないと脳に血液がまわらず頭にとっては非常に良くないなどと言われているがこの少女の日常は2,3日の間何も食べないでお金が入ればやっとご飯が食べれるという生活だった。(しかも何も食べない日でも毎日、ゴミ捨て場でゴミ漁りである)そしてそんな彼女の楽しみはゴミ捨て場に落ちている英語で書かれた本や紙の切れ端を拾って読むことだった。
彼女は学習意欲の強い勉強熱心な子なのだ。しかし不幸なことに普通に学校に行ける環境に生まれてこなかっただけの話なのである。
彼女は言いきる。「学校に行って勉強したい。でも家族を支えるためにはゴミ場に行って稼がなければ生きていけない」・・と。
ある日、リポーターを務めていた日本の芸能人にふと質問をする。
「わたしって臭いかな?}
そりゃ、臭いんだろう。毎日、毎日ゴミ場でゴミ漁りをしていれば・・。
でも、この子もスラムに生まれた女の子とはいえ普通の女の子なのだ。自分がクサイ臭いを発していればイヤだろう。その表情はどこか悲しげだった・・。
そして彼女の周辺の環境は更に経済的に追い詰められ、お母さんは末の子供を誰かに預けて引き取ってもらおうとする。捨てられる子供も辛いが捨てる母も辛いだろう。結局引き取り手がなく母の目論みは不発に終わる。
そして少女は私がもっと働いて弟が食えるようにしなければと思うのであった・・。
?の少女は8歳で親に捨てられ13歳で出産、しかも身よりなしという日本ではまず信じられないような環境で生きていた。
先ほどのマニラの末っ子同様、親に捨てられるということはその子の後の人生に大きな影響を及ぼすはず・・、・・というかこの子の人格形成にも悪い影響を与えるだろう。
13歳といえば中学生くらいの歳になるのだろうか・・?。この年齢で子供を孕ませられ、しかも男に逃げられる・・というような環境を放置しているアルゼンチンという国が信じられないが、それはさておき一体13歳の女の子があらゆる物事に対してどれだけ落ち着いて冷静に対処し、正確な判断を下すことができるというのだろうか?
彼女は子供にご飯を食べさせるために仕事を探すが逆に子供がいることがネックになってなかなか仕事が見つからない。
やっと家政婦の仕事が見つかったかと思えば泣き喚く赤ちゃんに雇い主がキレて一日でクビ。ちょっと救いようのない話だった。
?の少年も年端のいかないうちに鉱山で働き一家を支えている。当然防塵マスクなどあるわけがなく身をすり減らして生きている。子供とはいえ、顔つきはおっさんというかかなり引き締まっている。3Aで凌ぎを削っている南米の野球選手や日本での出稼ぎ労働者の顔つきと比べて遜色ない。ろくな飯も食わず収入は全て家族に渡しているのであった。
・・・で、感想というか何というか、私の力ではどうすることもできないのだが、彼らは貧しい国の更に貧しい階層に生まれたため、あまりに酷すぎる環境で生きていた・・。
?、?、?の例を見て共通しているのはまず彼らの生まれた国は国として当然のことだがしっかりした状況にはない。少なくともこれらの国は社会保障という考え方がない。
そんな考え方を定着させようと思ったらある程度余裕がないと無理なのだろうが、国に経済力がないためどうすることもできない。(為政者が貧困問題について考えさえしていないという可能性は否定できないが・・(^^;)
そして2番目には大人が子供の収入をあてにしすぎるということと、子供を食い物にして生きている大人が多いということだろう。
「子供だからって容赦しない」なんてセリフがあるけど現状は大人がしっかりしていないからこういうことになるのであって、全て大人の責任と言えるだろう。
そして?のケースで食っていけない弱者をカモに甘い言葉で近づき、騙して方々に売り飛ばしているのはまぎれもなく日本のヤクザであることは言うまでもない。
で、問題なのは?〜?の彼らの将来について希望があるのかということだ。
一生あんな生活から抜けられないのか?・・と思うと胸が痛くなる。
・・・このまま普通に進めば多分抜けられないだろうと思う。何の教育も受けていない彼らが普通に生きていけるとは思えない。
スラムで生まれた子供は老人になっても一生スラムにいるのだろうな・・。
(老人になるまで生きられないか・・)
何とかならんのかな?。
人は生まれたからには誰もが幸福になる権利を持っていると思うが、これではあんまりである・・。
しかし現実にはどうすることもできないので泣き調で終わらざるえないのが余計にむなしいね。
内容は貧しい国で生きる子供達をリポートしたものでかなり濃い番組だった。
途中から見たのだが、私が見たのは3人の子供の話でそのどれもが心に残るものばかりだった。
そのリポート内容は・・
?フィリピン マニラのスラムに住む少女の話。父親を酔っ払いに殺され母は病気。幼い弟を2人持つ女の子がゴミの集積場で拾い物をしながら生計を立てている。
?アルゼンチンで8歳の時に親に捨てられ13歳で出産した少女の話。
?ボリビアの鉱山で働く少年の話。父親が病気で働くことができずこの少年が生計を立てている。
?と?は何らかの理由で両親が働くことができず子供が稼ぎ頭になっており?の女の子は両親に捨てられたということで、似たような境遇の仲間達と一緒に住んでいるようだが基本的に一人で子供を育てていた。
はっきり言ってこの子たちの現実と私の境遇を比べると後者は屁のようなものであると認識した。
特に印象的だったシーンを書き留めておく。
まず?の子だが日本では朝飯を食べないと脳に血液がまわらず頭にとっては非常に良くないなどと言われているがこの少女の日常は2,3日の間何も食べないでお金が入ればやっとご飯が食べれるという生活だった。(しかも何も食べない日でも毎日、ゴミ捨て場でゴミ漁りである)そしてそんな彼女の楽しみはゴミ捨て場に落ちている英語で書かれた本や紙の切れ端を拾って読むことだった。
彼女は学習意欲の強い勉強熱心な子なのだ。しかし不幸なことに普通に学校に行ける環境に生まれてこなかっただけの話なのである。
彼女は言いきる。「学校に行って勉強したい。でも家族を支えるためにはゴミ場に行って稼がなければ生きていけない」・・と。
ある日、リポーターを務めていた日本の芸能人にふと質問をする。
「わたしって臭いかな?}
そりゃ、臭いんだろう。毎日、毎日ゴミ場でゴミ漁りをしていれば・・。
でも、この子もスラムに生まれた女の子とはいえ普通の女の子なのだ。自分がクサイ臭いを発していればイヤだろう。その表情はどこか悲しげだった・・。
そして彼女の周辺の環境は更に経済的に追い詰められ、お母さんは末の子供を誰かに預けて引き取ってもらおうとする。捨てられる子供も辛いが捨てる母も辛いだろう。結局引き取り手がなく母の目論みは不発に終わる。
そして少女は私がもっと働いて弟が食えるようにしなければと思うのであった・・。
?の少女は8歳で親に捨てられ13歳で出産、しかも身よりなしという日本ではまず信じられないような環境で生きていた。
先ほどのマニラの末っ子同様、親に捨てられるということはその子の後の人生に大きな影響を及ぼすはず・・、・・というかこの子の人格形成にも悪い影響を与えるだろう。
13歳といえば中学生くらいの歳になるのだろうか・・?。この年齢で子供を孕ませられ、しかも男に逃げられる・・というような環境を放置しているアルゼンチンという国が信じられないが、それはさておき一体13歳の女の子があらゆる物事に対してどれだけ落ち着いて冷静に対処し、正確な判断を下すことができるというのだろうか?
彼女は子供にご飯を食べさせるために仕事を探すが逆に子供がいることがネックになってなかなか仕事が見つからない。
やっと家政婦の仕事が見つかったかと思えば泣き喚く赤ちゃんに雇い主がキレて一日でクビ。ちょっと救いようのない話だった。
?の少年も年端のいかないうちに鉱山で働き一家を支えている。当然防塵マスクなどあるわけがなく身をすり減らして生きている。子供とはいえ、顔つきはおっさんというかかなり引き締まっている。3Aで凌ぎを削っている南米の野球選手や日本での出稼ぎ労働者の顔つきと比べて遜色ない。ろくな飯も食わず収入は全て家族に渡しているのであった。
・・・で、感想というか何というか、私の力ではどうすることもできないのだが、彼らは貧しい国の更に貧しい階層に生まれたため、あまりに酷すぎる環境で生きていた・・。
?、?、?の例を見て共通しているのはまず彼らの生まれた国は国として当然のことだがしっかりした状況にはない。少なくともこれらの国は社会保障という考え方がない。
そんな考え方を定着させようと思ったらある程度余裕がないと無理なのだろうが、国に経済力がないためどうすることもできない。(為政者が貧困問題について考えさえしていないという可能性は否定できないが・・(^^;)
そして2番目には大人が子供の収入をあてにしすぎるということと、子供を食い物にして生きている大人が多いということだろう。
「子供だからって容赦しない」なんてセリフがあるけど現状は大人がしっかりしていないからこういうことになるのであって、全て大人の責任と言えるだろう。
そして?のケースで食っていけない弱者をカモに甘い言葉で近づき、騙して方々に売り飛ばしているのはまぎれもなく日本のヤクザであることは言うまでもない。
で、問題なのは?〜?の彼らの将来について希望があるのかということだ。
一生あんな生活から抜けられないのか?・・と思うと胸が痛くなる。
・・・このまま普通に進めば多分抜けられないだろうと思う。何の教育も受けていない彼らが普通に生きていけるとは思えない。
スラムで生まれた子供は老人になっても一生スラムにいるのだろうな・・。
(老人になるまで生きられないか・・)
何とかならんのかな?。
人は生まれたからには誰もが幸福になる権利を持っていると思うが、これではあんまりである・・。
しかし現実にはどうすることもできないので泣き調で終わらざるえないのが余計にむなしいね。
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