反日デモ行われず。

2005年5月5日時事ニュース

懸念されたというか個人的には楽しみにしていた反日デモ運動だが、今回は中国政府側の抑えこみが効いたようで香港で小規模な許可済みのデモが予定通り行われたのみで目立った騒ぎはなかったようだ。

　日中の不協和はお互いにとってデメリットばかりだが、この問題で一番厄介なのは両者にとって「こんな奴らとはつきあいたくない」と思っているにも関わらずつきあわざる得ないという現実社会が非常に面倒くさいというところだ。

　さて人民の声を聞いてみると言わされているのか本音なのかさっぱりわからないが「愛国の心を表現したい」などとやたらに愛国・愛国でここれで中国も安泰だろうというのは皮肉だが、一方で本当に中国の愛国教育の徹底が若者層に浸透しているという見方と反日が反政府・民主化要求運動にいつ繋がるのかという全く正反対なことを中国政府はかなり懸念しているようで本当の実情が一体どういうものかさっぱりわかんないというのが正直な感想だ。　