憲法。

2005年5月4日 時事ニュース
 憲法改正の動きを見せる責任政党自民党と最大野党民主党。しかしそのわりには憲法関係の特番は私の知る限りNHKの朝10時からやっていた放送のみでいささか肩すかしであった。。憲法改正について私がひっかかっていたのは「集団的自衛権」についてだがTVを見ててもいまいちどうしていいのかわからないのでとりあえず新聞を読んでから考えようと思う。
 むしろ気になったのは国民の義務と権利を明記しよういう動きである。
 「なんだそりゃ?」と思ってしまったがどうやら最近の奴は権利ばっかり求めて国民としての義務を負わないから世の中乱れて困る。ここは国民としての義務をいっちょ明記したろやないかという動きがあり、自分としてはかなりの警戒モードに入ってしまった。
 
 で、特に気になったのは国民の義務の中に「国防」という項目があってどういうことを言っているのかというとこれが与謝野馨政調会長の説明によるとよくわからない。具体的にどうするというよりも「国を守るという気概のようなものが大事」などというようなことを言っているのでムカついてTVを切ってしまった(^^;。そんな精神論のようなものを憲法の条文に入れるのだろうか?。
 世界的に見て兵役制度のない国は少数派だ。真剣に国防というものを考えるならそのへんまで踏み込んで論議すれば良いのに自民党の大多数の議員は兵役そのものについては今のところ否定している面々が多い。(だったら改憲の意味があるのか?)
 
 中途半端な改正ならやめた方がいいし、どうも政治家の発言に裏がありそうで信用できない。
 詳しく調べていないが今の憲法は集団的自衛権を否定していないと思うので北朝問題がネックであるならば今までのように強引な特措法でやればいいんじゃないか?

 第一、誰かが言っていたけど憲法というのは国民の権利を権威者から守るためのものであって下から作るものというのが基本。上から義務を押しつけてくるようなものではないはず。
 それに我々は税金という義務を納めているのだからわけのわからないものに使っている政府こそ義務を果たしていないじゃないか!。
 
 とりあえず改憲の動きには反対する。
 平和憲法は究極の理想主義だが、それを実践する稀有な国としての価値を高めたほうが得策だと思う。
 仏教的にも平和憲法の実践は正しい

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