イラク問題

2004年3月19日
 スペイン総選挙は爆弾テロを受け、野党勝利→イラク派兵から撤退という流れになった。
 イラク問題について日本はどうすれば良いのか語ることは難しい。
 多視的な角度で見ないと判断を誤るだろう。
 ましてや私のような一個人が素人考えで日本の国益を考えたり私的感情レベルでの人道的判断に折り合いをつけることなどできるわけがない。

 しかし、そうは言ってもちょっとまとまっていないかもしれないが、あくまで一意見として基本的には以下のような態度で臨むのが好ましいと考える。

 ?自衛隊派遣は基本的に賛成。もちろん派遣(というか派兵か)以外にイラクを支援する良い方法があればそれには拘らないが。(湾岸戦争の時のように大量の資金援助というのは困る)
 各国が撤兵すれば一番被害を受けるのはイラク国民である。
 イラクを無政府状態、テロの巣窟にしてはならない。

 スペイン軍撤兵は「テロの勝利」を意味づけ、テロリスト達を勇気づけるものとなる。簡単に兵を引き上げてはいけない。

 ?外国がイラクに民主化を押しつけるべきではない。まずは治安回復と基本的なインフラを整えるべきで、いきなり民主化云々は時期超尚早。だいいちイラク国民が民主化なんていきなり考えているとは思えないし、そういう概念があるのかどうかさえ疑わしい。

 ?日本は柔軟な思考で親米属国言いなり路線以外の選択肢を考えるべき。
  終わってしまったことをどうこう言っても始まらないが、対イラク戦争を支持した時点で派兵云々は避けられないだろう。
 不支持を表明していれば今の日本の立場も随分違ったものになっている。
 その際、リンクして北朝鮮が絡んだ日本の国防問題が浮上してくるが、何でもかんでもアメリカに依存するやり方はやめた方がいい。別の方法というのをもう少し考えてみたらどうだろうか?

 その際、急進的なやり方と観念中心に結論を出すべきではないだろう。
 観念が強くなるとどうしても感情的な話になっていくことが多いように思う。頭を冷やしていいやり方を考えた方がいい。
 
 ?この期に及んでも小泉首相の「大量破壊兵器はどこかにあると思う」と言い切る小泉首相には本当に呆れるし、「日本国民はテロとたたかう覚悟があると思う。だからこそ小泉内閣を支持しておられるんだと思う」という主旨の発言にはまさか本気でいってないよね?・・と一抹の不安を覚える。本気じゃねえよなあ・・、本気じゃないよね?・・、日本人がテロと闘う覚悟なんかあるわけないやん。
 所詮、どこの国も庶民は庶民・・、自分の生活がよければそれでいいという人達がテロと闘う気持ちなんかあるわけさらさらないっちゅうねん。
 野党も全くあてにならんが、そういう言い方をされると・・、というよりも後半部分の発言は大変随分大幅に勘違いをされているようなので参議院選にはその思い違いを正す一票を入れなければならないようですねえ・・。
 
 ?憲法九条は変えない方がよい。
  戦争したい人が大半なら変えてもいいんでしょうけど、そうでないなら変えるべきではない。理想を地でいく憲法は守るべきでっせ。戦争する気はないんだから。 

 今更ながらガンジーの非暴力という言葉が重く感じられる、昨今。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索