ヘルシンキ　ナポリ　パリ　テキサス

　　友人の彼氏がクラブのVJをするということで誘われて心斎橋に出掛けた。
　晩飯を食べようと思い、昔お気に入りだったお店に行ったが、其処には私の行きたかったお店はなく別のお店が営業をしていた。
　聞くところによると3年前に店を閉めたらしい。
　よくよく考えたら私が最後にそのお店に行ったのは4、5年くらい前だった。
　しょうがないので前々から行きたかったヘルシンキという無国籍料理屋に行ってみることにした。
　ヘルシンキといえば言わずも知れたフィンランドの首都である。
　ヘルシンキなのに無国籍料理。
　このミスマッチな感覚が気に入って前々から行きたいと思っていたのだ。
　　
　ヘルシンキはこじんまりとしたお店だった。
　テーブルが4つ、従業員も2人だけ。（厨房1人＆給仕1人）
　音楽はシャーディーがかかっていた。
　お値段は少し高め。
　メニューを見ると無国籍料理というだけあって種類が豊富だった。
　無国籍料理というよりは世界の料理だね。
　アフリカ料理のクスクスと、トルコ風コロッケ、鶉の野菜サラダを頼む。
　クスクスは名前は前から知っていたが初めて食べることになる。
　極小パスタとメニューに書かれていたが、殆どみじん切りそぼろ状態。
　これにスープをかけて食べるのだ。
　スープ（野菜＆鶏肉入り）の味はトムヤムクンに似ていた。
　すっぱうまい感じで大満足。
　お酒もUZO（ギリシア焼酎）が置いていたので久々に飲んだ。
　アニスな香りと独特の甘さが疲れを癒す。
　ところで給仕のお姉さんが外国人っぽくて私の好み。
　フィンランド人は少しアジア人に似ているところがあるので、ひょっとしたらこの人はフィンランド人かと思い、おもいきって訊いてみることにした。
　「あの〜、ひょっとして外国人の方ですか？」
　「いいえ、大阪弁を喋る全くの日本人です。」
　少し恥をかいちゃいましたね（＾＾；。
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